후리가나로 읽는 일본 고전
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 160,770자 · 322화면
」
「ああ、そうですか。よろしい。賢二君は、こちらから出むいて、話をきくことにしましょう。」
警部補は、そういって、そばにいた部下に目くばせしますと、私服と制服の警官のふたりが、いそいで、賢二君の部屋の方へたちさりました。
それを見おくって、正木警部補は、ポケットから手帳をとり出すと、そこにいる人びとに、いろいろとたずねましたが、今までわかっていることのほかに、新しいことはなにもききませんでした。
そこへ、さきほどの制服と私服の警官が、大きなカブトムシのぬけがらを、ふたりでかかえて帰ってきました。
「これは証拠物件として、警視庁へ持ってかえるほうがいいと思いますが……。」
「うん、そうしよう。自動車の中へ入れておいてくれたまえ。で、賢二君はどうだった。」
「これということもありません。ただ二階へあがったとき、なんの気なしに広間をのぞくと、あいつがいたので、びっくりして、下へかけおりたというだけです。そのまえには、べつに、あやしいものも見なかったようです。」
それをきくと、正木警部補は主人の高橋さんにむかって、
「おたくのしらべは、これで、いちおうすみました。