일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,866자 · 318화면

아오조라 문고

河内屋の大身代を狙ったと言われちゃ、私の気持が済まないばかりでなく、ゆくゆく人様に何とか言われそうでなりません。――今日は改めて河内屋の御主人に断って来たばかりのところでございます」

佐吉の萎気ているのはそれだったのです。

「それはまた気が短い」

「お富は可哀想ですが、河内屋の身上には未練はありません。私はこの油屋の主人で結構で――」

小柄でキリリとして、好い男の佐吉は、こう言って淋しく笑うのでした。

「あきらめが早過ぎはしないかな、佐吉さん」

平次もそう言うのが精いっぱいの慰めです。

「私には碁という楽しみがありますよ。宗七さんと、今晩は碁でも打って忘れましょう」

宗七は素人初段、佐吉もそれに二三目という、相当強いところだったのです。

平次は慰めの言葉を遺して店へ廻ってみると、ガラッ八の八五郎は、雇人達二三人を相手に、面白そうに話しているところでした。

「さア、帰るぜ、八」

「親分、待っておくんなさい、――花見のお茶番の趣好が出来たんだ」

「つまらねえ道楽だ」

平次は興に乗る八五郎を促して、それから湯島へ、――馬場要とお米の様子を見ようとしたのです。

「猩々斎と来た日にゃ苦手だぜ、親分」