후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,866자 · 318화면
随筆銭形平次
一
二
一
銭形平次の住居は――
神田明神下のケチな長屋、町名をはっきり申上げると、神田お台所町、もう少し詳しくいえば鰻の神田川の近所、後ろは共同井戸があって、ドブ板は少し腐って、路地には白犬が寝そべっている。
恋女房のお静は、両国の水茶屋の茶汲女をしたこともあるが、二十三になっても、娘気の失せない内気な羞かみやで、たった六畳二た間に入口が二畳、それにお勝手という狭い家だが、ピカピカに磨かれて、土竈から陽炎が立ちそう。
そのくせ、年がら年中、ピイピイの暮らし向き、店賃が三つ溜っているが、大家は人が良いから、あまり文句をいわない。酒量は大したこともないが、煙草は尻から煙が出るほどたしなむ。お宗旨は親代々の門徒、年は何時まで経っても三十一、これが、銭形平次の戸籍調べである。
二
実際は元禄以前、寛文万治までさかのぼった時代の人として書き起こされたものであるが御存知の通り、それは挿絵の勝手、風俗の問題――衣裳から小道具まで、はなはだ読物の世界に不便であるために作者の我がままで幕末――化政(文化・文政〈一八〇四―三〇年〉)度の風景として書かれ、特別な考証を要するもの以外は、はなはだ済まないことではあるが、頬冠りのままで押し通している。