후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(四)城の絵図面
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(四)城の絵図面(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,179자 · 280화면
六
猛烈な達引と鞘当の中に、駒次郎が次第に頭を擡げ、町内の若い衆も、勝蔵も排斥して、お勢の愛を一人占めにして行く様子でした。
油のように行渡る年増の愛情は、駒次郎をすっかり夢中にさして、もう大里玄十郎の娘お才などの事を考えている余裕もなくなってしまった様子です。
「何かきっと起りますぜ」
ガラッ八がそう言って、額を叩いたり、手を揉んだりしたのは、お町が死んで四十日目あたりのことです。
六
「いよいよ大変だ、親分」
ガラッ八が飛込んで来たのは、もう日射しの秋らしくなって、縁側の朝顔も朝々の美しい装が衰えかけた時分の事でした。
「また大変か、今度は誰の番だ」
「畳屋の駒次郎が殺られましたぜ」
「今度は自害じゃあるまい」
「畳庖丁で、首を右から後ろへ半分も切るなんてことは、朱房の親分が見たって自害にはならねえ」
「よしッ、行ってみよう」
平次はすぐ飛んで行きました。
畳屋の裏木戸を入って、群がる野次馬を掻き分けるように井戸端へ近づくと、井戸と物置の間の朝顔の垣根の中に、畳屋の息子の駒次郎が、紅に染んで倒れているのでした。
「銭形の兄哥、御苦労だね」
「おや朱房の兄哥」
「下手人は挙がったよ」