후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(四)城の絵図面
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(四)城の絵図面(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,179자 · 280화면
「出刃庖丁はどうしたんだ」
「ここにあるよ」
「どれ」
白い晒木綿に包んだのは、どこのお勝手にもあるというものではなく、時々は刺身庖丁の代りにもなったらしい、細作りの出刃で、血に染んで惨憺たる色をしておりますが、よく研ぎ澄ましたものらしく、紫色にギラギラと光っております。
「どうだい八兄哥、これじゃ昨夜戌刻から亥刻(八時から十時)までこの家に居た者で、人の頸へ正面から三寸も出刃を突き立てる力のある者が怪しいということになるだろう」
「その通りだ」
仙太とガラッ八は、離屋を引揚げて、土蔵の前から、空地へ降りて来ました。
「親旦那は倅を殺すわけはないし、小僧の寅松は十二だ。客は酔っていたし、一度も席を立たないとすると、どうだ八兄哥、手代の与母吉があやしくなるだろう。あの野郎は嫁のお清がこの店へ行儀見習で来ている時から夢中だったんだ」
仙太に言われてみると、ガラッ八もツイそんな気になります。
「そうかも知れない――が、ついでに奉公人達に逢ってみよう」
「初荷の仕事はあったが、手燭がうるさいから、夜業はしねえ、――昨夜納屋に来たのは、仁助と吉三郎の二人っきりだ」
「そいつに逢ってみよう」