후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(四)城の絵図面
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(四)城の絵図面(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,179자 · 280화면
四
その床の世話をしたお前が、絵図面に気がつかなかったと言うのか」
「ハイ、イーエ」
お杉は青くなってしまいました。
「一晩絵図面の番をした棟梁でも、朝になれば手洗も使い、飯も食うだろう。その間神棚の下に居たのは誰だ」
「お杉さんですよ、親分」
また誰やらが声をかけます。
四
多勢の弟子職人の間には、棟梁に叱られた者も、怨んでいるものもないとは限りませんが、その晩から朝へかけて、棟梁の部屋に入った者も、神棚の下に近づいた者もありません。
その中で神棚に近づいたのはたった二人、藤兵衛の身の廻りの世話をしたお杉と、娘のお勇の外にはありません。平次は転じて娘のお勇に訊ねました。
「お勇さん、親が命を投げ出したほどの大事だ。この絵図面を捜し出さなきゃ、大名が一軒潰れるぜ」
「…………」
「知っていることを隠しただけでも、どんなに罪が深いか知れない。打ち明けて話してくれまいか」
誰も聴かないところで、平次は娘のお勇へこう説いたのです。下女のお杉は何か知ってるに違いありませんが、弱々しく便りないように見えるくせに、何と責めても口を開かず、この娘をこんなに強情にするのは、恋人か主人の外にはないと見込んだ平次は、とりあえず、藤兵衛の娘お勇の口から、事件の鍵を引出そうとしたのでした。