후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 猿回し
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控 猿回し(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 125,671자 · 252화면
「――」
「五、六貫もある沢庵石を二階に引上げるのは骨が折れたことだろうが、前々から握り拳ほどの小さい石を落して、見当がついて居るから、頭の真上に落すことはわけも無い。――あの晩、お前と無駄話をしてお房の帰りを待ち、潮時に隣の部屋へ行って、窓から五、六貫目の沢庵石を――夜目にお房と見た女の頭に落した」
「危ないな」
「それがお房ではなくてお萩だったので、お余野もさぞ驚いたことだろうが、お前が夢中になってお萩を介抱して居る間に、沢庵石を転がして溝に落し、それから騒ぎ出したことだろう――暫くお萩の傍に寄らなかったのは、その細工があったからだ」
「へェ」
「お房を殺す積りで、お萩を殺したお余野は、予て狙って置いたもう一つの手段で今度こそは間違いなくお房を狙った。先ず亭主の造酒助と路地で逢引する場所を見定め、お房の凭れる塀の後ろに、節穴のあることまで調べ抜いて、亭主がお房の合図でイソイソと路地へ出るのを追っ駆け、裏の路地に回って、節穴からお房を刺し、墨を塗ってある用意の桐板で穴を塞いで、両国へ回って血だらけの脇差を川へ捨てたことだろう」
「へェ、よく知恵が回ることですね」