후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 鬼の面
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控 鬼の面(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,082자 · 257화면
でしまいましたよ、一人位はあっしと一緒に濡れる覚悟のがあってもいいと思いますがね」
「呆れた野郎だ」
「空っぽの舞台で、大の男が濡れ鼠になるのも気がきかねえから、川越をする気分で、雨の中を掻きわけ/\、四つん這いになって此処まで辿りつきましたよ」
「何が面白くて、空模様に構わず、手踊りの舞台にねばって居たんだ」
「六、七人の女の子が、いきなりあっしの首っ玉に噛り付きそうな空合でしたよ」
「馬鹿な」
「それは嘘だが、喧嘩があったんですよ、女と女の大鞘当、名古屋のお三に不破のお伴」
「それは手踊り番組か」
「なァに、実は小唄の師匠のお組と、踊りの師匠のお園の掴み合いで、いやその激しいということは、親分にも見せ度い位のものでしたよ、あっしも女と女の命がけの喧嘩というのを、生れて始めて見たが――」
「そいつも江戸開府以来じゃないのか」
「飛んでもない、あんなのは神武以来ですよ、最初はネチ/\といや味の言い合いから、だんだん嵩じて甲高な口喧嘩、それから触ったり、打ったり、引っ掻いたり、とう/\髪のむしり合いから、左四つに組んで水が入る騒ぎ――」
「何んだえ、水が入るとは」
「あの大夕立ですよ、天道様だって、あんなキナ臭い喧嘩は見ちゃ居られませんよ」