후리가나로 읽는 일본 고전
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ながさきのかね
長崎の鐘
永井 隆
永井 隆의 長崎の鐘(ながさきのかね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,109자 · 131화면
原子病療法
長崎市内を歩いていると、顔や手などが桃色に盛り上がり、てらてら光り、引きつっているこの瘢痕蟹足腫を見うけるであろう。放射線傷を受けた皮膚で、瘢痕蟹足腫を形成し、それがかゆいものだから、かいたりなどしつづけると、数年後に潰瘍となり、さらに何十年かの後には癌になることは、ラジウムやエックス線でしばしば経験された。原子爆弾熱傷の瘢痕から癌が生ずるか否か? これは将来に残された重大な問題である。瘢痕のある人はいくらかゆくてもかかぬように、風呂から上がった後で手拭で擦らぬように、むやみに売薬などをつけぬようにせねばならない。
原子病療法
宿酔にはビタミンBとブドウ糖の注射がよく効く。
熱傷に対しては鉱泉療法が卓越していた。私たちは患者を二群にわけ、第一群は鉱泉療法、第二群は対照として普通の薬物療法を施し、経過を見た。治癒するまでの平均日数が前者は二十四日で、後者は三十八日であった。すなわち六枚板鉱泉浴をした者は、しない者よりも平均二週間早く治った。この鉱泉浴は外傷にも有効で、私自身も主としてこの泉の恩恵に浴した。まことに鉱泉こそは天然に与えられた薬局である。