일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ながさきのかね

長崎の鐘

永井 隆

永井 隆의 長崎の鐘(ながさきのかね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,109자 · 131화면

아오조라 문고

基礎教室の建物はみんな見えません。一面の火です。病院の中央は大火事で、裏門との連絡はつきません。負傷者の数は見当つきません」こういう報告である。山下、井上、浜、大柳、吉田、五人の看護婦の顔が次々目の前に浮かぶ。死んだのだろうか、今息の絶えるところだろうか、重い傷を受けてこの目の前の患者のようにのたうち回っているのではなかろうか、それともなにかの陰に無事に退避しているのかしら。生きてさえいれば、必ずここへ帰ってくる。

それにしても、これは戦争の常識にない一大事である。予想だにされなかった大規模な惨害である。おそらくは歴史的な事件に数えられるものにちがいない。腰を据えてかからねばならぬ。私は撮影室にどっかりあぐらをかいた。施先生と婦長さんとが私の傷に薬をつけ、ガーゼを押しこんで圧迫止血をしてくれ、その上から三角巾でぎりぎりと締めつけた。しかし動脈出血だから三角巾はみるみる真っ赤になり、頤のあたりから、ぽたりぽたりと血をたらす。

「みんなで器械をしらべておいで」

一同はまた私の周囲からさっと散って部屋部屋へ分かれて入った。その間、私はじっと考えた。ここはまさしく血河の戦場と化した。