후리가나로 읽는 일본 고전
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ながさきのかね
長崎の鐘
永井 隆
永井 隆의 長崎の鐘(ながさきのかね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,109자 · 131화면
しかもその症状が発現するまでに臓器によってそれぞれ異なるが、一定の潜伏期間があるのだから、今後いつどんな症状が出てくるか、まことに気味がわるい。私は原子爆弾―中性子―原子病―と考えてきて、何か戦慄を感じた。
今日は患者の収容に暮れる。空はからりと晴れて魔雲は東方に去り、灼熱の太陽は地を埋める熱灰のほてりとの間に私たちをはさんで、浦上はまるで天火のかまどである。昨日炎を逃れ、死の手を脱し、無我夢中で突っ走った人々は、やれ安心と腰をおろした所が最後の地となって、そのままそこの岩かげ木かげに倒れたきり身動きもできなくなって、ある者はいつの間にか息絶え、ある者は末期の水を求め、ある者はただ呻いている。途方もなく目当てもなく無茶苦茶に走っているので、いつどこに倒れているのやら捜すほうも方針が立たない。おーい、おーいと呼んでみては声のするほうへ行く。金比羅山だけでも何百人といい、あるいは何千人ともいう。
まあ大した数の患者だ。県や市の衛生課、医師会、警察、みんなかねての計画どおり手際よく救護陣を敷いた。近郊の警防団がさかんに活躍している。大村の海軍病院も泰山院長の指揮でいち早く救護隊を繰り出した。