후리가나로 읽는 일본 고전
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まぶたのはは
長谷川伸傑作選 瞼の母
長谷川 伸
長谷川 伸의 長谷川伸傑作選 瞼の母(まぶたのはは)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,753자 · 192화면
横綱に屹となって、きょうの恩返しに、片屋入を見て貰います。
お蔦 どこへ飛んで行くか知れない体だけれど、楽しみにして角力が興行にきたら番付に気をつけてみるよ。あ、取り的さんの名は、まだ聞かなかったっけねえ。
茂兵衛 わしの親方の名は立科磯右衛門と申します。
お蔦 旅先から銭もあてがわずに追い返すような親方の名なんかどうだっていい。
茂兵衛 銭は六百くれました。これで何処へでも行けといって。けど、みんな食ってしまった。
お蔦 あらッ、江戸へ追い返されるのかと思ったら、お払い箱。じゃ、困るねえ。
茂兵衛 いえ、江戸へ行けば、親方のおかみさんに縋って、もう一度弟子にして貰います。おかみさんは、わしを可哀そうだといっていてくれますから。
お蔦 何だか少し心細いねえ。
茂兵衛 いやあ大丈夫です、わしは、石に咬りついても横綱に出世しなけりゃ。
お蔦 その料簡でみッちりおやり。名は何ていうのだい。
茂兵衛 わしは、駒形と名を付けて貰っています。駒形というのは故郷の名だ。名は茂兵衛といいます。
お蔦 駒形茂兵衛だね。
茂兵衛 あい。姐さん、わし出世して三段目になっても、二段目になっても、幕へはいろうが、三役になろうが、横綱を張るまでは、いかなことがあっても駒形茂兵衛で押通します。