일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あめしょうしょう

雨瀟瀟・雪解 他七篇

永井 荷風

永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면

아오조라 문고

先生へ折入ってお願と申まするは何とぞあれなる宝をばいかようにも致し、後の世まで残しお伝え下さるよう御計らいなされては下さるまいか。諸行無常は浮世のならい某の身の老朽ち行くは、さらさら口惜しいとも存じませぬが、わが国は勿論唐天竺和蘭陀におきましても、滅多に二つとは見られぬ珊瑚玳瑁ぎやまんの類、または古人が一世一代の名作といわれた細工物はいかにお上の御趣意とは申ながらむざむざと取壊されるがいかにも無念で相なりませぬ。人の生命にはまた生れ替る来世とやらも御座いましょうが、金銀珠玉の細工物は一度壊されては再この世には出て参りませぬ。先生。海老蔵が折入って御願いと申まするは斯様の次第で御座ります。」

言う言葉と共に海老蔵を載せた屋根船はおのずと岸を離れ、見る見る狭霧の中に隠れて行く。種彦はまア暫く暫くと声を上げ、岸の上をば行きつ戻りつ、消え行く舟を呼び戻そうとしていると、忽ち生暖かい風がさっと吹き下りて、振乱す幽霊の毛のように打なびく柳の蔭からまたしても怪し気なる女の姿が幾人と知れず彷徨い出で、何ともいえぬ物哀な泣声を立て、糸のように痩せた裸足のまま頻と地上に落ちた何物かを拾い上げては限りもなくさめざめと泣き沈むありさま、何事の起ったのかと種彦はふと心付けばわが佇む地の上は一面に踏砕かれた水晶瑪瑙琥珀鶏血孔雀石珊瑚