후리가나로 읽는 일본 고전
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면
」
こんな口説よろしくあって、種員は思いも掛けぬ馬鹿に幸福な一夜を過し翌朝ぼんやり大門を出たのであった。
土手八丁をぶらりぶらりと行尽して、山谷堀の彼方から吹いて来る朝寒の川風に懐手したわが肌の移香に酔いながら山の宿の方へと曲ったが、すると丁度その辺は去年の十月火災に罹った堺町葺屋町の替地になった処とて、ここに新しい芝居町は早くも七分通普請を終えた有様である。中村座と市村座の櫓にはまだ足場がかかっていたけれど、その向側の操人形座は結城座薩摩座の二軒ともに早やその木戸口に彩色の絵具さえ生々しい看板と当八月より興業する旨の口上を掲げていた。されば表通り軒並の茶屋はいずれも普請を終って今が丁度移転の最中と見える家もあった。彼方此方に響く鑿金槌の音につれて新しい材木の脂の匂が鋭く人の鼻をつく中をば、引越の荷車は幾輛となく三升や橘や銀杏の葉などの紋所をつけた葛籠を運んで来る。あちこちと往来する下廻らしい役者の中にはまだ新しい御触が出てから間もない事とて、市中と芝居町との区別を忘れて、後生大事に冠ったままの編笠を取らずに歩いているものもあった。それが見馴れぬ目にはいかにも不思議に思われるのであった。