후리가나로 읽는 일본 고전
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면
十一
だから、ここのところ、方面を替るにもいいし、十二月早々引越貧乏もしたくないからね……。」
円タクに乗って、重吉が芝桜川町へ行く途中、お千代は明治座の前あたりでおろしてもらった。
広い道を横断って、お千代は竈河岸の方へ曲る細い横町の五、六軒目、深草という灯を出した家の格子戸を明けると、顔を見覚えていた女中が取次に出て、「今し方御電話で、すぐにお見えになりますッて。先へお出でになったら待っていて下さいッて。電話がかかりました。」と言いながら、一昨日の晩通した同じ座敷へお千代を案内した。
十一
女中が茶と共に『報知新聞』の夕刊と『都新聞』とを置いて行った。お千代はまず『都』の方をひろげて松岡と芳沢旅館との記事を捜したが出ていないので、『報知』を見たがこれには錦州と天津の戦報ばかりで、女の読むようなものはない。コートのかくしに『毎夕新聞』のあったことを思出して、一字一句も読みおとさないようにその記事を黙読した後、つかまった女たち十二、三人の住所姓名に眼を移したが、ふとその中に深沢とみ(十九)という名があるのを見て、お千代は小首を傾け、それから瞼を軽く閉じ、指を折って年を数えた。