후리가나로 읽는 일본 고전
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면
部屋は普通家屋の内部に見られるような方形をなしたものではなく、三角なりにゆがんでいて、扉のとれた開け放しの入口から、真直に幅三尺ばかり、長さ一、二間ほどが板敷。その他は一面に畳が敷詰めてあるが、この畳の破れずにいたのを見たことは、わたくしがこの楽屋に出入をして以来、四、五年間、わずかに一、二度であろう。
踊子はいつも大抵十四、五人、破畳に敷き載せた破れた座布団の上に、裸体同様のレヴューの衣裳やら、楽屋着やら、湯上りの浴衣やら、思い思いのものに、わずか腰のあたりだけをかくしたばかり。誰が来ようが一向平気で、横になったり、仰向きになったり、胡坐をかいたりしている。四、五人寄添って額をつき合せながら、骨牌を切っているものもあれば、乳呑児を膝の上にして、鏡に向って化粧をしているものもある。一人離れて余念なく附睫毛をこしらえたり、毛糸の編物をしているのもあれば、講談雑誌によみ耽っているのもある。
畳を敷かない板の間には、歩く余地さえないばかり、舞台ではく銀色のハイヒールやサンダルの、それも紐が切れたり底や踵の破れたりしたものが脱捨てられ、楽屋用の草履や上靴に交って、外ではくフェルト草履や、下駄足駄までが一つになって転がっている時がある。