후리가나로 읽는 일본 고전
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면
紙屑、南京豆、甘栗の殻に、果物の皮や竹の皮、巻煙草の吸殻は、その日当番の踊子の一人や二人が絶えず掃いても掃いても尽きない様子で、何も彼も一所くたに踏みにじられたままに散らばっているのだ。
見渡すと、女の人数だけずらりと並んだ鏡台と鏡台との間からはわずかに漆喰の剥落ちた壁が現れていてその面には後から後からと、重って書き添えられたいたずら書のさまざま。男女映画俳優の写真が横縦勝手放題にピンで留めてある。巻煙草の空箱をこれもピンで留めて、穂先のきれた化粧筆が二、三本さしてある。レヴューの衣裳が何枚と知れず、重った上にもまた重ったままぶらさげられて、夏の盛りにも狭い窓の光線を遮っている。窓の戸のあいている時や、またその硝子板の割れ落ちている時には、ぶら下った衣裳のあいだから池の縁の木の梢と、池の向うの興行場の屋根とが見える……。
オペラ館の踊子部屋というのは大体まずこんな有様で。即ち散らかし放題散らかしても、もうこれ以上はいかに散らかしたくとも散らかすことはできないと思われる極度の状態である。それは古ぎれ屋か洗張屋の店の引越騒ぎとでも言わば言われべき、何とも彼とも譬えようのない混雑である。