후리가나로 읽는 일본 고전
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
永井 荷風의 雨瀟瀟・雪解 他七篇(あめしょうしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,414자 · 289화면
昨来ノ風雨鎖ス二書楼ヲ一。
得テ二此ノ新晴ヲ一簾可シレ鉤。
籬菊未レ開山桂落ツ。
雁来紅ハ占ム一園ノ秋。
思出すまま先人の絶句を口ずさみながら外へ出た。足の向くまま彩牋堂の門前に来て見ると檜の自然木を打込んだ門の柱には□□寓とした表札まだそのままに新しく節板の合せ目に胡麻竹打ち並べた潜門の戸は妾宅の常とていつものように外から内の見えぬようにぴったり閉められてあった。久しく訪わなかったのでいわれなく入って見たいような気がした。普請の好きなわたしは廊下や縁側の木地にも幾分かさびが出来たであろう。庭の土も落ちつき石にも今年は雨が多かったので苔がついたであろう。わたしの家から移植えた秋海棠の花西瓜の色に咲きたる由書越された手紙の文言を思出してはなお更我慢がならず耳門の戸に手をかけるとすらすらと明いたのみならず、内にはいればこれはいかに、萩垣の彼方から聞える台広の三味線。丁度二を上げて一撥二撥当てた音締。但し女にあらず。女にあらずとすれば正しく師匠の千斎である。わたしは二の糸の上った様子から語っているのは何かと耳を傾けるとも知らず内ではおもむろに
おもひきらしやれもう泣かしやんな――――――