후리가나로 읽는 일본 고전
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さとう
麻布襍記 ――附・自選荷風百句
永井 荷風
永井 荷風의 麻布襍記 ――附・自選荷風百句(さとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,256자 · 77화면
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裸体で大道を走るもの往時に雲助あり現代にマラソン競走者と称するものあり。メリヤスの肌衣を着すと雖両腕を蔽わず猿股一つに辛くも陰部を蔽うのみ。此輩屡隊をなして昼夜を問わず市中の車道を疾走す。然れども警官看て之を咎めず行人亦怪しまず路上の野良犬喜んでその後に尾して走る。太腿を出すは電車の中猶之を禁ずるに独りマラソン競走者の街上裸体を許すは何ぞや。マラソン競走は体育の名目を以てするものなれば也。貧困にして纏うに衣なく寒を凌がんとして走るものに非ざるが故なり。曽て浅草奥山深川八幡宮等の境内に雲雀山痩右衛門なぞと称して独相撲を取って銭を乞うものありき。白昼衆人の前にて裸体となるの故を以て官の禁ずる処となれりという。茲に於てか事をなすに当って大義名分の必要なる独り兵を用い政を施すの時のみにあらざるを知る。芸者買は宜しく社会研究の名目を以てすべし。親の脛かじり相寄って茶番狂言を催さんとするや正に最新芸術の研究とか試演とか称すべし。下手な小説を書いて原稿料を貪らんとするや正に人道の為め正義のためと号すべし。富豪をゆする時は社会改革を以て名とすべし。