일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면

아오조라 문고

御幣を額へ押しあてた。

が、その時沼の岸づたいに、一団の人影嵐のように、こっちに向かって殺到して来た。

眷族たちは騒ぎ出した。

「飛天夜叉だ!」

「飛天夜叉組だ!」

姥は凝然と突っ立った。

「打たれた! ……先手を! ……また打たれた! ……飛天夜叉組じゃ! ……いかにもそうじゃ! ……こうなっては法も祈祷も! ……間に合わない! 間に合わない! ……どうしようぞ、範覚範覚!」

見る見る飛天夜叉の一団は、距離間近く迫って来た。

「範覚範覚範覚ヨ――ッ」

大竹藪をうしろにとり、鬼火の姥の眷族の、四つの死骸を足もとに置き、眷族の一人から奪ったらしい、血にぬれた太刀を右手に持ち、それを頭上にふり冠り、左の手に青竹の杖を持ち、幽鬼さながらに構えている、盲目の頼春を向こうに廻し、金地院範覚は金剛杖を、八相に構えて睨んでいた。

好色で残忍でヨタで駄弁で、懦弱にさえ見える範覚ではあったが、その実「棒」の一手にかけては、鬼神をあざむく使い手で、金環金筋で堅固に作った、金剛杖の一薙ぎは、利刃よりも凄く鉄才棒よりも、恐ろしい力を持っているのであった。

がその範覚が杖を構えたまま、進みもしなければ打ってもかからず、じっといつまでも静まっているのは、いったいどうしたというのだろう?