일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면

아오조라 문고

「……が、御方は宮家だからのう」

ややあって兄の左源太が、心弱そうに呟くように云った。

「……大逆の身になるのだからのう」

「が、先刻の顔を包んだ武士が、思い切って出世をしようと思ったら、思い切った仕事をやらねばと……」

「云ったのう、きゃつ云った。……それにしてもきゃつ何者であろう?」

「見覚えあるように思いましたが……」

「おお、お前もそうだったか、わしも見覚えあるように思った。……それにあの男にああいわれたので、わしとしては心を迷わしたのだが……」

この時背後から呼ぶ声が聞こえた。

兄弟の者は振り返った。

顔を包み笠をかぶった、先刻の武士が塵埃を蹴立て、陽炎立つ道を走って来ていた。

「わしじゃ、大弥太じゃ、待ったり待ったり!」

それは戸野大弥太であった。

大弥太は笠を取り頭巾を脱ぎ、額の汗をぬぐったが、

「追ったぞ追ったぞ、ずいぶん追ったぞ、でもよかった、追いついてよかった」

「大弥太!」

と、竹原入道の子息、その兄の方の左源太が云った。

「いま貴様いったいどこにいるのじゃ※(感嘆符疑問符、1-8-78)」

「熊野にいるのよ、定遍様の館に」

「ふうん」

と、兄弟は顔を見合せた。