후리가나로 읽는 일본 고전
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면
芒の中に一匹の野犬が、腸を食い裂かれて斃れてい、その傍らに猩々卯ノ丸が、人間のようにうずくまり、白毛の生えている腕の先を、血で深紅に染めながら、犬の腸を引き出していた。
この獣にとっては遊戯らしかった。
と、卯ノ丸は立ち上がり、野路の方を凝視した。
夫婦とも見える男女の乞食が、野路を歩き出したからである。
竹原館へ入らせられてより、大塔宮は熊野、高野、吉野方面の衆徒の動静や、京都の動静へ御心を配られ、村上彦四郎以下八人の家臣や、竹原入道の家来をして、その様子をさぐらせられた。
と、ある日山伏姿をした、四条左少将隆貞卿が、竹原館へ訪ねて来た。
「おお隆貞か、よく参った」
「宮、ご壮健であらせられ、何よりの御事に存じ上げまする」
二人は館の奥まった部屋で、互いに無事を喜び合った。
隆貞は宮家と終始一貫、笠置の城へも籠もったのであり、赤坂の城へも籠もったのであるが、熊野落ちの際ひき別れ、一人京の地へ潜人し、この時まで様子を探っていたのであった。
痩せもしたり陽やけもしたりして、殿上人などとは思われない、野武士のような隆貞は、でも勇気は失わず、溌剌としたところを持っていた。