후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
国枝 史郎의 あさひの鎧(あさひのよろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,520자 · 475화면
とり逃がしては一大事、是が非でも大木戸で捕えねばならぬ』と。……で、この金地院範覚様が、この大木戸に頑張って、見張りをしているというものさ。……姥の片腕金地院範覚、姥にも負けない見通しでな、金輪際見落としはしない。……こうベラベラお前たちを相手に、駄弁を弄しておりながらも、浄玻璃の眼で一人一人、往来の奴ばらを睨んでいるという訳さ」
範覚はいかにも得意そうにこう云うと、ご自慢の筋金入りの杖――金剛杖をつき反らし、自分でも胸を反らして見せた。
と、この時一人の盲人が、町の方から竹の杖を突き、その杖の先で覚束なげに、地をさぐりながら歩いて来た。
俄盲目に相違なく、その探りかたも歩き方も、あぶなっかしく不慣れであった。
深い編笠で顔をかくし、素足に草履を突っかけている。まだ年も若いらしく、武士あがりとみえて肩にも腰にも、いかついところが残っていた。
「鬼火の姥は欲張りでな」
と、範覚はまた喋舌り出した。
「土岐頼春という男をも、懸命にさがしているのじゃよ」
「何故じゃい?」
とこの時群集の中から、一人の武士がいぶかしそうに訊いた。
「それはな一旦宮方に従き、思い返して返り忠をし、宮方の謀反六波羅殿へ、密告をした男じゃからよ。