후리가나로 읽는 일본 고전
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おもかげしょう
おもかげ抄
山本 周五郎
山本 周五郎의 おもかげ抄(おもかげしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,947자 · 22화면
――この有様に四名の者は思わずさっと退く、孰れも面色蒼白め、呼吸も構えも乱れて来た。
「出来る、迚も手に合わんぞ」
孫次郎はそう呟くと、二三間つかつかと歩み寄って、
「慮外ながら物申す」
と声かけた。「この果合いは如何なる意趣でござるか?」
四人の内年配の一人が、
「御意討、御意討でござる、――」
と答える、孫次郎は大剣の鯉口を切った。上意討とあれば是が非でも討たねばならぬ、然し残る四名では到底むつかしい。
「失礼ながら、お手間とってはならぬとお見受け致す、御助勢申し度い」
「――御無用」
と云った時である。
「や、えいーッ」
喚いて、相手が逆襲に出た。四名がはっと備えを立て直す隙も与えず踏出して、
「えい、おっ!」
一人を斬る。孫次郎見るなり、
「御助勢、御免」
と叫んで間へ跳込んだ。
残る三名、拒む気力なく二三間退く、孫次郎は刀の柄へ手をかけたまま、眤と相手の眼を覓めながら云った。
「御意討を聞いて罷り出た、当御領内に住む浪士、鎌田孫次郎」
「犬飼研作、来い!」
相手も名乗って二三歩さがった。
この時、一人の老武士が馬を煽って草原へ駆けつけた。それと見て先の年配の武士が走り寄り、事の仔細を話そうとする、とたんに、