후리가나로 읽는 일본 고전
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さまようまちのさまよういえのさまようひとびと
さまよう町のさまよう家のさまよう人々
国枝 史郎
国枝 史郎의 さまよう町のさまよう家のさまよう人々(さまようまちのさまよういえのさまようひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,916자 · 75화면
そして青幇の中には軟相と硬相との二大別があって、軟相は更に架相と吃相とに分れて居る。この軟相というのは比較的罪の軽いもので、逮捕せられても死罪は免れる。これを文差使とも称しているが、その中の主なることだけを説明しよう。
架相というのは、財産のありそうな奴を見立てて自分の幇に引っ張り込む一種の誘拐者である。だから金のない若しくは金の融通の利かないような者に対しては手をつけない。そうして一旦これを引っ張り込むとその者を連れて外の都市に遊びにゆく、するとそこの青幇等が思い切ってウンと御馳走をして金銭なんか惜くないと言った風な態度を示す。そして帰る時には数百元を送りものとして進上する。又その者が外出する時には乾児みたいな奴を五六人もつけてやる。外出して帰って来れば乾児等がソレお茶だとか何だとか騒いで歓待の限りを尽す。本人もいい気になって親分になった積りでいる。そしてだんだん日数が経つ中に、その道の空気にも大分染り、匪首の威勢のいいこと、幅のきく事等がツクヅク羨やましくなって、自分も一つその大頭株になって見たいと大変な欲望を起し、そして見得を張り又人々から煽てられたり、せられたいため札ビラを切る。