일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さまようまちのさまよういえのさまようひとびと

さまよう町のさまよう家のさまよう人々

国枝 史郎

国枝 史郎의 さまよう町のさまよう家のさまよう人々(さまようまちのさまよういえのさまようひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,916자 · 75화면

아오조라 문고

金がなくなると家を売り土地を譲って財産がなくなるまで目が覚めない。又目が覚めて居っても、外の都市の匪首が遊びに来れば、自分が行った時大変御馳走になっている義理合上黙ってはいられない。矢張り幾百元か捨てねばならぬ。こんな工合でいつしか立派に幇中の人となってしまうのである。

幇首は随分金の要るものでその代り又儲けもするが、その主なる入費は外都市の幇匪との交際である。遊びに来るとか又その地を過ぎる幇首に対しては必ず御馳走せねばならない。而し手許が不如意の時は上海あたりの大きな幇匪から借りてでも彼等仲間の儀礼を尽さねばノケ者にせられてしまう。こんな風に彼等は沢山の費用を要する場合がよくあるので、どこか一つ大きな碼頭を管領して置かないとその方の自由がきかぬ。又碼頭を占領して置けば旅行などの時にも頗る便利だ。而しそういう大きな幇匪の所にはいつも居候が沢山ゴロゴロしているもので、前に上海で有名な匪首であった馬徳坊の内などでは、その居候に食わせる飯を毎日三斗も焚いていたそうである。ここらは一寸日本の親分乾児の関係に似ている。金が要るから従って金が欲しい、金の為めならどんな事でもする、人でも殺す、平気で殺して報酬を受けるが、流石に人殺しの報酬は高い。