일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めおとちょう

めおと蝶

山本 周五郎

山本 周五郎의 めおと蝶(めおとちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,977자 · 47화면

아오조라 문고

きげんを損ねないようにと絶えず気を張っていらっしゃる、こんなふうでいて、それでもお姉さまはおしあわせだと仰しゃいますの」

「もうそれでおやめなさい、いいえたくさん、おやめにならないと怒ってよ」

信乃は強くこう云った。じっさい怒りそうな顔つきであったが、その美しく澄んだ眼には狼狽の色があらわれていた。妹が黙ると、信乃は静かに茶を淹れながらおちついたゆっくりした調子でこう続けた。

「人間の幸不幸はたやすく判断のできるものではないわ、ことに夫婦のあいだのことはむずかしいものよ、はたから見て仲が良いとか悪いとかいう感じだけでは、とうていわからない事がたくさんあるの、経験のないあなたが自分の眼だけを信じて、そんなふうに考えるのはたいへんなまちがいよ」

文代は姉の言葉をうわのそらに聞きながした。はいはいなどとおじぎをして、その話しはそれでやめにしたが、なにかまだ云いたいことがあるらしい。ようすがおちつかないと思っていると、やがてさりげない顔つきで、意外なことを云いだした。

「お姉さま、西原の知也さまが牢舎へおはいりになったことご存じでしょう」

「――知也さまが、……なんですって」