일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ジャン・クリストフ

ジャン・クリストフ

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 ジャン・クリストフ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,123자 · 13화면

아오조라 문고

は一九一一年に出た。そしてこの三巻は、「ジャン・クリストフ」の基調となるものであった。強烈な意力をもってあらゆる苦痛をも力強きものたらしめつつ、最後まで戦いぬいたベートーヴェン、あまりに弱い霊と肉とのために不安焦燥混乱のうちに投ぜられつつ、内に燃え上がる過剰な力に苦しみつづけたミケルアンゼロ、無慈悲なるまでに明るい視力によって照らし出さるる現実の醜い姿に悩みつつ、わき目もふらずに真理と愛とを追求してやまなかったトルストイ、この三人の天才の力が、ジャン・クリストフの中に投げ込まれている。

かかる力に駆られて邁進するジャン・クリストフは、ついにいかなる境地にたどりつくであろうか。フランス国外に逃亡した彼は、スイスにおいて、自分の恩人の妻と不思議な恋におちいった。そして情欲の動乱と罪悪の恥辱とに医しがたい傷を受けた彼は、敗残の身をジュラの山奥にひそめた。愛と憎悪との矛盾相剋にさいなまれた彼は、苦痛の底から謙虚な心をもって周囲を見回した。すると愛と憎との荒れ狂う世界が眼前に展開してきた。獣類も草木も野も山も、宇宙のいっさいが争闘し合っていた。その悲壮な光景が、いかなる価においても生きんとの欲望を、彼の心のうちに復活せしめた。