후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ジャン・クリストフ
ジャン・クリストフ
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 ジャン・クリストフ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,123자 · 13화면
暗夜森林の奥において、彼はおのれのうちにある神の声を聞いた。それは戦いの神であり、また力強い生命それ自身であった。かくてふたたび甦った彼の前には、すでに新らしい時代が開けていた。しかもそれは戦の時代であった。各民族が内部の力の充実によって、古くから沈滞している血潮を沸騰せしめながら、おのれの生を拡大せんとする復興の時代であった。若きフランス、若きドイツ、若きイタリー、皆そうであった。火は燃え上がり始めんとしていた。陰鬱な灰色のうちに沈んでいたヨーロッパが、今や火の飼食となろうとしていた。国民的大戦争はただ偶然の口火を待つのみであった。ジャン・クリストフは、そういう国家的利己主義の前に戦いた。彼にいわすれば、ドイツとフランスとは、たがいに相補って欧州文明の双翼となるべきものであった。両者を距つる国境は撤せらるべきものであった。すでに一つの国境が撤せらるれば、他のあらゆる国境も撤せられなければならない。そして後人類は初めて平和のうちに相愛するであろう。しかしながら、救済は戦の後にしか来ない。なぜなら、新らしい時代の神は、肉と血と生命とを具えた戦いの神であるから。