후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
とっさのおどろきから立ちなおって、すぐに泰軒へ目を返した月輪組は、いつのまに奪ったものか、そこに見覚えのある左馬の愛刀を抜きさげて、半眼をうっそりと突っ立っている乞食先生のすがたを見いださなければならなかった。
自源流奥ゆるし水月のかまえ……。
しかも、あの秒刻にして左馬を斬ったのだろうか、泰軒の皎刃から一条ポタリ! ポタリ! と赤いものがしたたって、道路の土に溜まっているのではないか。
凄然たる微笑を洩らす泰軒。
きらり、きらりと月輪の士の抜き連れるごとに、鋩子に、はばき元に、山の陽が白く映えた。
「なんじは、これなる町人を江戸おもてよりつけ参った者に相違あるまいッ!」
と、月輪軍之助、泰軒の直前に棒立ちのまま叱咤した。
「…………」
泰軒は無言。ほお髭が風にそよぐ。
「おのれッ! 応答をいたさぬかッ」
言いかけて、軍之助は声を低めた。
「いままた、同志秋穂左馬之介の仇敵……かくごせい!」
そして!
その氷針のような言葉が終わったかと思うと、さアッ! と一層、月輪の円形が開いて、あるいは谷を背に、他は丘にちらばり、残余の者は刃列をそろえてすばやく山道の左右に退路を断った。