후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
と起き立ったとたん! 下の往来に聞き慣れた謡曲の声が……。
「あ! 立ちどまったぞ、あそこに!」
こう言って先なる小野塚伊織の弥生、うしろの豆太郎をかえりみて指さした。
山開きの夜の人出も散りそめた深川八幡の境内である。
九刻も半に近い寂寞……。
あさくさ瓦町の家から、泰軒、栄三郎をつけて来た弥生と豆太郎、つかず離れず見え隠れにこの別当金剛院のお庭へはいりこんで、ふと気がつくと、今まで先方をズンズン歩いていた栄三郎と泰軒が仔細ありげにぴたッと足をとめているから、こっちもあわてて樹陰の闇黒に身をひそめてじっとようすをうかがうと――。
とある料理屋の表面に、歩をとめた泰軒と栄三郎、明るい灯の流れる二階を見上げたまま、動こうともしない。
ただならぬ気配!
とみて、弥生と豆太郎、同じく眼をあげてその正面の二階を眺めた。
月光を溶かして青白い大気に、惜春行楽の色が香い濃く流れている夜だ。
そのほんのりとした暗がりに、障子をしめきった旗亭の二階座敷が、内部の灯火に映えてクッキリとうき出ている。
二間ならんで閉てきってある二階の障子は……いわば祭礼の夜の踊り屋台のよう。