후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
「なんでえ! これあ――」
と左膳の峰打ちに、板はまっぷたつに折れて落ちるとたんに!
「舟へ!」
という泰軒の声。
見ると、女の影が一つの舟へころがりこむところだ。
おお! お艶は無事でいてくれた!
と思うより早く栄三郎も泰軒につづいて舟へとんで、追いすごして石垣から落ちる二、三人の水煙りのなかで、栄三郎がプッツリと艫綱を切って放すと、岸にののしる左膳らの声をあとに、満々たる潮に乗って舟は中流をさした。
二、三人水中に転落したが、一同とともにあやうく石垣の上に踏みとどまった左膳、
「おい、逃げるてえ法があるかッ! この乾雲は汝の坤竜にこがれてどこまでも突っ走るのだ。刀が刀を追うのだからそう思え!」
と遠ざかる小舟に怒声を送って、あわただしく左右を見まわした時は、どうしたものか、源十郎とお藤の姿はそこらになかった。
闇黒をとかして、帯のように流れる大川の水。
両岸にひろがる八百八町を押しつけて、雨もよいの空はどんよりと低かった。
独楽のように傾いてゆるく輪をえがきながら、三人を乗せた舟は見る見る本流にさしかかる――。
ギイッ……ギイ! 艪べそがきしむ。