후리가나로 읽는 일본 고전
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がいらいごしょかん
九鬼周造随筆集
九鬼 周造
九鬼 周造의 九鬼周造随筆集(がいらいごしょかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,312자 · 27화면
かれいの贈物
十二月も半ば過ぎた頃であった。村上は友人の山崎を自宅の昼飯に招いた。独身者同様の村上は時にこうして十五ばかり年下の山崎と会食をしながら寛いだ気もちで談笑するのが好きであった。年齢の相違もあるので二人の間には師弟といったような感覚も交っていた。村上が二階の書斎で手紙を書いていると女中が山崎の来たことを告げながら
「これを頂戴いたしました」
といって干鰈の沢山入った籠を見せた。約束の時間よりも少し早かったので、遠慮のない間柄であるから主人は「ちょっとお待ち下さい」といわせて急ぎの手紙を書き終えてから下へ降りた。
「お待たせした。どうも今は結構なものをありがとう」
「実は国許へ帰っている妻から今朝送ってきましたのでちょうどいいから先生に差上げたいと思ってもってまいりました。笹がれいと若狭では呼んでおります。お口に合うかどうかわかりませんが」
「それは御厚意をどうもありがとう」
村上は山崎の友情を言葉でよりも心で深く感謝している様子だった。二人はやがて酒盃を交わしながらお互いの仕事のことや近頃読んだ本のことやその他色々と語り合った。
午後の二時頃になった。玄関のベルが鳴ると女中は吉田敏子の来訪を告げた。