후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
中島 敦의 光と風と夢(ひかりとかぜとゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,032자 · 158화면
此の首だけは、最上等の絹に包まれ、叮寧な陳謝状と共に、早速、マリエへ送り返されたそうだ。少女は父の手伝に弾薬でも運んでいた所を射たれたものに違いない。父親の兜の飾り毛にする為に自分の髪を刈ったらしく、男の様な刈上げだったので、首を取られたのだともいう。しかし、何と、彼女の美にふさわしき、選ばれたる最期でありしよ!
マターファの甥のレアウペペだけは、首と胴と両方とも運ばれた。ムリヌウの大通りでラウペパがそれを閲見し、部下の功労に謝する演説をした。
二度目に病院に寄った時、看護婦や看護卒は一人もいず、患者の家族だけだった。患者も附添人も木枕で昼寝をしていた。軽傷の美青年がいた。二人の少女が彼をいたわり、共に左右から彼の枕に枕しておった。他の一隅には、誰も附添っていない一人の負傷者が、打捨てられ、毅然たる様子で横たわっていた。前の美青年に比べて、遥かに立派な態度と映ったが、彼の容貌は美しくはなかった。顔面構造の極微の差が齎す何という甚だしい相違!
七月十日
今日は疲れて動けない。
更に多くの首がムリヌウに持込まれたそうだ。首狩の風をやめさせるのは容易なことではない。