후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
中島 敦의 光と風と夢(ひかりとかぜとゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,032자 · 158화면
彼は、白人をも含めた全サモア居住者の中で(とスティヴンスンは主張する。)最も嘘言を吐かぬ人間だ。しかも、斯うした男の不幸を救う為に、スティヴンスンは何一つして遣れなかった。マターファは彼をあんなに信頼していたのに。文通の手段の絶たれたマターファは恐らく、スティヴンスンのことを、親切そうなことを言いながら結局何一つ実際にはして呉れない白人(ありきたりの白人)に過ぎなかったのだと、失望しているのではないか?
戦死者の一族の女が、戦死の場所へ行って花蓆を其処に拡げる。蝶とか其の他の昆虫が来て、それにとまる。一度追う。逃げる。又追う。逃げる。それでも三度目に其処へとまりに来たら、それは其処で戦死した者の魂と見做される。女は其の虫を叮寧に捕え、家に持帰って祀るのである。こうした傷心の風景が随処に見られた。一方、投獄された酋長達が毎日笞打たれているという噂もあった。こうした事を見聞するにつけ、スティヴンスンは、自らを、何の役にも立たぬ文士として責めた。久しく止めていたタイムズへの公開状も再び書始められた。肉体の衰弱と制作の不活溌とに加えて、自己に対し、世界に対しての、名状し難い憤りが、彼の日々を支配した。