후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
中島 敦의 光と風と夢(ひかりとかぜとゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,032자 · 158화면
彼は直ちに意を決して、癲病島モロカイに移り住み、其処で、不平もなく悔もない余生を送った。その呪われた島を私が訪ねた時、此の男は極めて快活な様子で、過去の自分の冒険譚を聞かせて呉れた。
アペママの独裁者テムビノクは今、どうしているかと思う。王冠の代りにヘルメット帽をかぶり、スカアトの様な短袴を着け、欧羅巴式の脚絆を巻いた、この南海のグスターフ・アドルフは大変に珍しいもの好きで、赤道直下の彼の倉庫にはストーヴがしこたま買込まれていた。彼は白人を三通りに区別していた。「余を少しく欺した者」「余を相当に欺した者」「余を余りにも酷く欺した者」。私の帆船が彼の島を立去る時、豪毅朴直な此の独裁者は、殆ど涙を浮かべて、「彼を少しも欺さなかった」私の為に、訣別の歌をうたった。彼は其の島で唯一人の吟遊詩人でもあったのだから。
ハワイのカラカウア王はどうしているか? 聡明で、しかし常に物悲しげなカラカウア。太平洋人種の中で私と対等にマックス・ミューラアを論じ得る唯一の人物。曾てはポリネシアの大合同を夢見た彼も、今は自国の衰亡を目前に、静かに諦観して、ハアバアト・スペンサーでも読耽っているのであろう。