후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
中島 敦의 光と風と夢(ひかりとかぜとゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,032자 · 158화면
我々が意義ある労作を讃うべきは、完成されたる仕事に於てのみではない。」
しかし、少しの過労が直ぐに応えて、倒れたり喀血したりするのには、彼も閉口した。如何に彼が医者の言を無視しようとも、之ばかりはどうにもならぬ現実である。(けれども、おかしいことに、それが彼の制作を妨げるという実際的な不便を除いては、彼は、自分の病弱を、余り不幸と感じていないらしく見えた。喀血の中にすら彼は自ら、R・L・S・式なものを見出して、些かの満足(?)を覚えていたのである。之が、顔の醜くむくんで来る腎臓炎だったら、どんなに彼は厭がったことであろう。)
斯くて、若くして自分の寿命の短かいであろうことを覚悟させられた時、当然、一つの安易な将来の途が思浮かべられた。ディレッタントとして生きること。骨身を削る制作から退いて、何か楽な生業に就き、(彼の父は相当に富裕だったのだから)知能や教養は凡て鑑賞と享受とに用いること。何と美しく楽しい生き方であろう! 事実、彼は鑑賞家としても第二流には堕ちない自信があった。しかし、結局、或るのっぴきならぬものが、彼を其の楽しい途から、さらって行って了った。