후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
中島 敦의 光と風と夢(ひかりとかぜとゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,032자 · 158화면
ヴァイムスに着く。村の広場には武装した男達が充満。会議室の中にも人々が満ち、その出口の所から外を向いて、一人の演説者が大声でしゃべっている。誰の顔にも歓ばしげな昂奮がある。見知り越しの老酋長の所へ寄ったが、此の前会った時とは打って変って、若々しく活気づいて見えた。少し休んで一緒にスルイを吸う。帰ろうとして外へ出た時、顔を黒く隈どり、腰布のうしろを捲上げて臀部の入墨をあらわした一人の男が進み出て、妙な踊をして見せ、小刀を空高く投上げて、それを見事に受けとめて見せた。野蛮で幻想的で、生気に溢れた観ものである。以前にも少年がこんな事をするのを見たことがあるから、之は屹度戦争時の儀礼みたいなものであろう。
家に帰ってからも、彼等の緊張した幸福げな顔が、頭の中に渦巻いている。我々の中なる古き蛮人が目覚め、種馬の如くに昂奮するのだ。しかし、私は、騒乱をよそに、じっとしておらねばならぬ。今となっては、どうにもならない。私が手出をしない方が、彼等哀れな人々にとって、尚、何等かの役に立ち得るかも知れぬのだ。膿がつぶれた後の後始末に就いて、我々が多少の援助をなし得る見込が、まだ、ほんの少しはありそうだから。