후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
中島 敦의 光と風と夢(ひかりとかぜとゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,032자 · 158화면
調子外れな喇叭。
アピア市中では赤い手巾が売切になって了った。赤ハンカチの鉢巻が、マリエトア(ラウペパ)軍の制服なのだ。顔を黒く隈どった赤鉢巻の青年達で、市中はごった返している。欧風の洋傘をさした少女と、異様な戦士との連立って行く様は、中々面白い。
七月八日
戦は遂に始まった。
夕食後、使が来て、負傷者等がミッション・ハウスへ運ばれて来ている旨を告げた。ファニイ、ロイドと一緒に提灯を持って騎乗。かなり冷えるが、星の多い夜。タヌンガマノノに提灯は置き、あとは星明りで下る。
アピアの街も、私自身も、妙な昂奮の中にある。私の昂奮は、憂鬱な・残忍なものであり、他の人々のは、呆然たる、或いは、憤激せるそれである。
臨時に当てられた仮病院は、長いがらんとした建物で、中央に手術台があり、十人の負傷者がいずれも、附添人に囲まれ、部屋の隅々に横たわっていた。小柄な・眼鏡をかけた看護婦のラージュ嬢が、今日は大変頼もしく見えた。独艦の看護卒も来ていた。
医者は未だ来ていなかった。患者の一人が冷たくなりかかっていた。それは、実に立派なサモア人で、色飽く迄黒くアラビヤ人風の鷲型の風貌をしていた。