후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりはかげを
光は影を
岸田 国士
岸田 国士의 光は影を(ひかりはかげを)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,262자 · 276화면
「あの、わたし、長久保の奥さまとご懇意にしていますの。小萩さんとおつしやる方、ご存じでいらつしやいましよう。いつも、京野さんのお噂うかゞつて、どんな方か、一度お目にかゝりたいと思つていましたの」
京野等志は、百瀬秀人の手紙で、あらかじめこの娘が長久保家に出入りしていることを知らされていたけれども、この調子で話を切り出されようとは、夢にも考えていなかつた。
「えゝ、小萩さん、知つてますとも……。こないだ、久しぶりで会いました。変つたような、変らないような……しかし、今、盲腸の手術で入院してるそうですね。秀人君から知らせてくれたんですが、君は、最近の容態を知つていますか?」
「えゝ、こちらへ発つ前にも、ちよつとお寄りして来ましたの。すこし、こじらしておしまいになつたんでしよう……。当分は退院なされそうもありませんわ。わたし、こちらへ伺うこと申しあげたら、くれぐれもよろしくつて、おつしやいました。つい、はじめにお伝えすること、忘れちまつて……」
「あゝ、そう……。こじらしたつていうのは、腹膜炎でも起したのかな」
「さあ、はつきりは伺わなかつたんですけれど、微熱がとれなくつて……。