일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひかりはかげを

光は影を

岸田 国士

岸田 国士의 光は影を(ひかりはかげを)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,262자 · 276화면

아오조라 문고

なるほど、時によると、ずばずば思つたことを言つてのける率直さに眼をみはるような場合はあつたけれども、それも、おおかたは、若々しい、伸び伸びとした性格の現われとして、彼はひそかに賛意を表していたくらいである。しかし、今日の真喜には、実は、そういう類いの好もしさよりも、なにかどぎつくこちらの感情にふれてくる棘のようなものがあり、彼は、それをどう始末していゝかわからなかつた。

その晩、父の憲之も何やらの会合があつて遅くなる模様だというので、いつもより淋しい人数で夕食の膳に向つた。

「真喜はどこ行つたんだい?」

と、彼は多津にきいた。

「ダンス・パーティーですつて……。お友達の家つていうんだけど、そのお友達が早稲田の建築科の学生なのよ」

「どこだい、その家は?」

「なんでも池袋の方らしいわ。詳しく知らないけど……。この頃、急に、学校でもそういう仲間ができたとみえて、夢中なのよ。十八や十九やそこらで、おかしいわ」

「そのお家ではお父さんもお母さんもダンスなさるんだつてね」

母が、自分には手の届かないことのように言う。

「だからよ、そういう家の子供は、それでいゝのよ。でも、真喜ちやんなんて、いつたい、どんな顔して踊つてるんでしよう。