후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりはかげを
光は影を
岸田 国士
岸田 国士의 光は影を(ひかりはかげを)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,262자 · 276화면
妹二人は、存外、覚悟のよいところをみせ、上の多津は、住うところさえきまれば手内職をはじめるといい、下の真喜は、学校をやめて事務員になれば、一人で食べていけると宣言した。
しかし、京野等志は、
「それもいゝが、なにもそんなに慌てることはないさ。おれだつて、稼ごうと思えば、もうちつとは稼げるし、食う心配なんかさせやしないよ。それより、先決問題は、手頃な家を探すことだが、これは、おれの今の力ではどうにもならん。まあ、当分、間借りで辛棒するのさ。二間あればなんとかやつていけるだろう。その方の段取りはおれに委せろ」
と、兄貴らしく二人を説得した。
彼は、遠矢幸造に、事情を話して、五万円の前借りを申し込んだが、三万円ならというので、しかたがなく、それだけ受けとつて、早速、貸間探しをした。もちろん、それは、無理にきまつていた。ところが、遠矢幸造に前借りを値切られた代りに、平山いくが、その埋め合せに、耳寄りな話を持ち出した。というのは、彼女のもとの朋輩で、やはり、同じ境遇にいる女が、今まで世話になつていた男と別れ、わりに大きな家をそのまゝ貰うことになつたので、二階二間をひとに貸してもいゝという話なのである。