후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりはかげを
光は影を
岸田 国士
岸田 国士의 光は影を(ひかりはかげを)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,262자 · 276화면
下宿をするのもいゝが、学校は続けるのか、やめるのか?」
「わかりません」
「わしの補助は、いるのか、いらんのか?」
「いりません」
「いらん? 自分で働く気か?」
「そんなこと、わかつてるでしよう」
「まるで、その調子は、喧嘩腰だが、どうして、無断家出になつちやいかんのだ? たいした違いはないじやないか?」
「そうですか。たゞ、余計な手数をかけないようにしたまでです」
「等志、兄の立場から、なにか言つてやることはないか?」
その時まで、わざと言葉をはさまないで、二人の切迫した応酬をじつとながめていた京野等志は、突嗟に、なにを言うべきかに迷つた。実は、なんにも言いたくないというのが、底を割つた気持で、今こゝで、取りなし役を買つて出たり、兄きぶつた意見を吐いてみたりしたところで、なんのたしにもならぬと考えた。
「お父さん、この話はこれくらいにして、あとは僕と深志に委してください。事をもう少し自然に運ぶ方法があるかも知れません。深志、二階へ行こう」
「行くさ。しかし、僕は兄さんにだつて、これ以上のことは言わないよ」
そう言いながら、彼も立ちあがつた。
二階の電燈をつけて、等志がまず、座蒲団を弟の机のそばへ引寄せて坐つた。