후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
その肥長比売患えて海原を光して、船より追い来れば、ますます見畏みて、山の陰より御船を引き越して逃げ上り行しつとあるを、この語の遠祖と言われたが、これただ蛇が女に化けおりしを見顕わし、恐れ逃げた一点ばかりの類話で、正しくその全話の根本じゃない。『記』に由って考うるに、この肥長比売は大物主神の子か孫で、この一件すなわち品地別命がかの神の告により、出雲にかの神を斎いだ宮へ詣でた時の事たり。上にも言った通り、この神の一族は蛇を族霊としたから、この時も品地別命が肥長比売の膚に雕り付けた蛇の族霊の標か何かを見て、その部族を忌み逃げ出した事と思う。大物主神は素戔嗚尊が脚摩乳手摩乳夫妻の女を娶って生んだ子とも裔ともいう(『日本紀』一)。この夫妻の名をかく書いたは宛字で、『古事記』には足名椎手名椎に作る。既く論じた通り、上古の野椎ミツチなど、蛇の尊称らしきより推せば、足名椎手名椎は蛇の手足なきを号としたので、この蛇神夫妻の女を悪蛇が奪いに来た。ところを尊が救うて妻とした「その跡で稲田大蛇を丸で呑み」さて産み出した子孫だから世々蛇を族霊としたはずである。
予は清姫の話は何か拠るべき事実があったので、他の話に拠って建立された丸切の作り物と思わぬが、もし仏徒が基づく所あって多少附会した所もあろうといえば、その基づく所は釈尊の従弟