후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
天神楽を作さんと欲せば、この神の相好たちまち反応変化し自ら気付いて天に上り奏楽す。また能く幻術を以て空中に乾闥婆城(蜃気楼)を現ず。梵教の伝に、この神帝釈と財神に侍属し水と雲の精アプサラスを妻とし、女を好み婦女を教え婚姻を司り日神の馬を使う。ヒンズ法に男女法式に拠らず即座合意の結婚を乾闥婆と称え、ヒマラヤ地方の諸王の妻で、后より下、妾より上なるをもかく呼ぶ。乾闥婆が馬や驢に基づいて作られた神たるはグベルナチス伯の『動物譚原』に詳論あり。好んで妓楽を観聴し戒緩だった者この楽神に転生す、布施の果報で諸天同様楽に暮すと仏説じゃ。吾輩随分田舎芸妓に御布施をし置いたから、乾闥婆に転生りは請合で何がさて馬が似るちゅうのが楽しみじゃ。インドまた香具売り兼幻師軽業師で歌舞乞食し行き、その妻女艶美でしばしば貴人に御目留まる賤民乾闥婆と呼ばるるあり。ヴォルテールいわく、『聖書』に神自身を模して人を作ったと言うは大法螺で、実は人が自身を擬て神を作ったんじゃと。惟うに昔乾闥婆部の賤民が香具売り以下の諸業を以て乞食するに、たびたび馬を教えて舞い踊らせたから、その守護神を馬形としてまた乾闥婆と名づけ、香や楽や婚姻の神としたのでかかる賤民の妻が婚式を助くる事今もインドその他に多き上に、馬驢はその陰相顕著故これを和合繁殖の標識とせる事