후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
インドや南アジア諸島の虎は毛短く滑らかで色深く章条鮮やかなるに、北支那やシベリア等寒地に棲むものは毛長く色淡し、虎の産地はアジアに限りアムール州を最北限、スマトラ、ジャワとバリを最南限とし、東は樺太、西は土領ジョルジアに達すれど日本およびセイロン、ボルネオ等諸島にこれなし、インドの虎は専ら牛鹿野猪孔雀を食いまた蛙や他の小猛獣をも食い往々人を啖う。創を受けまた究迫さるるにあらざれば人と争闘せず。毎も人を食う奴は勢竭き歯弱れる老虎で村落近く棲み野獣よりも人を捉うるを便とす、草野と沼沢に棲む事多きも林中にも住み、また古建築の廃址に居るを好く、水を泳ぐが上手で急がぬ時は前足もて浅深を試みて後渡る。虎ごとに章条異なり、また一疋の体で左右異なるもある。『淵鑑類函』巻四二九に虎骨甚だ異なり、咫尺浅草といえども能く身伏して露われず、その然声を作すに及んではすなわち巍然として大なりとある。動物園や博物館で見ると虎ほど目に立つ物はないようだが、実際野に伏す時は草葉やその蔭を虎の章条と混じやすくて目立たず、わずかに低く薄く生えた叢の上に伏すもなお見分けにくい、それを支那人が誤って骨があるいは伸び脹れあるいは縮小して虎の身が大小変化するとしたんだ。