후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
ただし野干咆ゆるより虎の居処知れ討ち取らるる例多しとウットが書いた。かく不埒千万な野干も七日不食十善を念じ兜率天に生まれたと『未曾有経』に出づ。ラッツェルの『人類史』にアフリカのチップー人は野干に則って外人の所有物を自分らの共有財産と做し掠め取るとある。
「第1図 ジャッカルの図」のキャプション付きの図
第1図 ジャッカルの図
仏教国に虎を入れた滑稽談も数ある、その内一つを出そう。クラウストンの『俗話小説の移化』一に引いたカシュミル国の譚に織工ファッツ一日杼を一たび投げて蚊七疋殺し武芸無双と誇って、杼と手荷物と餅一つ裹んだ手巾を持って武者修行に出で、ある都に到ると大悪象が日々一人ずつ食う、勇士出征するも皆生き還るを得ぬ、ファッツ聴きて我一たび杼を投げて七つの蚊を平らげた腕前で、この象一疋殪すは児戯に等しと合点し、単身往きてかの象を誅せんと国王に申し出た、王これは狂人だろうと思うて制すれど聞き入れぬから、しからば勝手にせよと勅命あり、象出で来るに及びかの小男槍か弓矢を帯びよと人々の勧めを却け、年来試し置いた杼の腕前を静かに見よと広言吐いて立ち向う、都下の人民皆城壁に登りてこれを見る、いよいよ悪象ファッツに走り懸ると彼奴今吐いた広言を忘れ精神散乱して杼も餅も落し命辛々逃げ走る、その餅原来尋常の餅でなく、ファッツ