일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면

아오조라 문고

十一輯四巻四九頁、同三巻四一頁)。

欧州で、死人の墓碑に犬の像を具する例甚だ多いが、必ずしも皆その人に忠誠を尽したものとは限らぬ。他の諸禽獣の例も多くそれぞれ道義上の意味を表わしたもので、例せば獅は勇猛、犬は忠誠の印しだ。またその人の家紋そのまま禽獣を墓碑に添えたのも多い(同誌十一輯三巻三一〇頁参照)。かかる表示から生じた忠犬の話も少なくあるまい。わが邦にも南部家の鶴など実際その家に奇瑞あった禽獣を紋としたものも少なからぬが、また『見聞諸家紋』に見えた諏訪氏の獅子のごとく、かつてわが邦に実在せぬものを用いたのもある。紋章の多くはトテムの信念に起る。犬をトテムとしたもの、欧州に少なからず。アイルランドの名門メクチュレーンはクレーンの犬の意味で、この一族は犬肉を喫えば死んだという(一九〇八年版ゴムの『歴史科学としての俚俗学』二八六頁)。ただし犬をトテムと奉じたは犬の忠誠に感じての例多かったはずなれば、忠犬の話は深い基礎あった事言うを俟たず。中世武士が軍陣に犬とともに臥して寇敵を予防する風盛んに、その後婦女が犬を寵愛する事普通になりしより、犬が殊に墓碑に刻まるるに至ったので、スペインブールホスの大寺にあるメンシア・デ・メンドザ女の葬所なる臥像はその裙に狆を巻き付かせある。