일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면

아오조라 문고

速やかに健康安全で汝が来た方へ還れと言い張った。商人やむをえず感心の余りその足に接吻し、かの人の諦めよさを讃め、「今ぞしる恨みなしとは人も犬も世を過ししぞ神のまにまに」と詠じて別れ帰った。

南方先生件の名歌を訳するに苦しみ、かれこれ思い廻らす内、また見付かったから犬寺の話に再追加するは、インドのマーラッタ王サホは五十年という長い間在位して、一七四八年にした。この王奇行多く、殊に犬を好む事、我が綱吉将軍に似た。サタラに近い路傍に坐った犬を刻んだ石碑立つ。これは王が、虎にわれ掛かる処を救うた愛犬を埋めた場所という(バルフォールの『印度事彙』三版三巻四九〇頁)。

犬寺の伝記に猟師秀府が臨終の際田畠を二犬に譲ったというが、欧州や西亜にはまた犬が人に遺産した譚ある。十五世紀に伊人ポッジオが金銀よく汚れた物を浄くする一例として書いたは、ある富有な僧、極めて犬を愛し、その死するやこれを人間同様寺の墓場に葬った。僧正これを聞いてかの僧を喚起すると、僧は僧正の富まざるを知る故金を持って走り行く、僧正その咎を責むるに答えて、僧、尊者もしかの犬生前臨終ともいかに細心なりしかを知らば、人間同様の葬式したのをもっともと頷かれるはず、就中、かの犬臨終に尊者の窮乏を忘れず、遺言してこの百金を尊者に奉ったと取り出して捧げると、その金に