후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면
所へ上の家の婆来って仔細を聞きその犬を借りて行く。翌日上の爺その犬に道具を負わせて駆って山に往き、鹿と呼ぶべきを誤ってあっちの蜂もこっちへ来う、こっちの蜂もこっちへ来うと呼ぶと、諸方より蜂飛び来って爺のキン玉を螫し、爺大いに怒って犬を殺しその屍を米の木の下に埋め帰った。下の爺俟てども犬が帰らず。上の爺を訪ねて殺されたと知り、尋ね往きてその米の木を伐り、持ち帰って摺り臼を造り、婆とともに「爺々前には金下りろ、婆々前には米下りろ」と唄うて挽くごとに、金と米が二人の前に下りた。暴かに富んで美衣好食するを見て上の婆羨ましくまた摺り臼を借りて爺とともに挽くに、唄の文句を忘れ「爺々前には糞下りろ、婆々前には尿下りろ」と唄うた通り不浄が落ちたので、怒ってその臼を割って焼きしまった。下の爺臼を取り還しに往くと灰になって居る。灰でもよいからとて笊に盛って帰り、沼にある鴈に向って、「鴈の眼さ灰入れ」と連呼してその灰を蒔くと、たちまち鴈の眼に入ってこれを仆し、爺拾い帰って汁にして食う。そこへ上の婆またやって来て羨ましさにその灰を貰い帰った。向う風の強い晩に、爺屋の棟に上ってこれを撒くとて文句を誤り「爺々眼さ灰入れ」